クエスト15:設定を保守して、安心して運営できる状態にしよう!

せっかく頑張って作ったブログ。
「ある日突然表示されなくなった…」「更新したらデザインが崩れた…」そんなトラブル、想像しただけでゾッとしませんか?
WordPress運営において、“見えないところの備え”こそが、安心して続けられる最大のポイント。
今回のクエストでは、「もしも」に備える保守の基本スキルを身につけていきます。
バックアップの復元方法から、自動更新の設定、よくあるミスとその対処法まで、初心者でも迷わず対応できるように解説します!
あなたのブログを「守れるサイト」に育てていきましょう。
今日のゴール
今回のクエストで目指すのは、この3つです。
- UpdraftPlusの復元操作を理解して、いざという時に備える
- WordPressテーマを手動で更新する方法を知る
- プラグインを手動で更新できるようになる
更新はブログ運営の中でも大切なメンテナンス作業。
一つひとつの操作を丁寧に確認しながら、「安心してアップデートできる知識とスキル」を身につけていきましょう!
1. UpdraftPlusの復元方法
トラブルが起きたとき、「あのときバックアップ取っててよかった…!」と心から思える瞬間があります。
でも、バックアップがあっても“戻し方”が分からなければ意味がありません。
ここでは、UpdraftPlusを使って、保存していたデータを復元する方法をまとめました。
テーマの管理画面へ
左側のメニューから「UpdraftPlus」を開きます。

復元したい日付のバックアップを選ぶ
過去に保存したバックアップの一覧が表示されているので、
戻したい日時を探して、横にある「復元」をクリックしましょう。

復元したい内容にチェックを入れる
次に、「何を復元しますか?」という選択画面が出てきます。
テーマ・プラグイン・アップロード画像・データベースなど、必要な部分にチェックを入れましょう。

どれを選べばいいか分からない…」という場合は、すべてにチェックを入れて問題ありません。
「次へ」を押して進みます。

処理が進むのを待って「復元」を実行
少し時間がかかるので、画面を閉じずに待ちましょう。

準備が整うと「復元」ボタンが表示されるので、クリックして実行します。

復元が成功したかを確認
緑色の文字で「Restore successful!」と出れば復元成功です!
「UpdraftPlusの設定に戻る」を押して、元の画面に戻りましょう。

※ここでWordPressから自動的にログアウトされる場合があります。
その際は、再度ログインしてください。
後片付けとして、古いファイルを削除
復元が完了したあとは、画面に「古いフォルダーを削除」というボタンが出てきます。
これは一時的に使われたファイルなので、削除してOK。

「バックアップ=保険」ではありますが、復元できてはじめて“意味のある対策”になります。
実際に一度操作しておくと、いざという時にも落ち着いて対応できますよ。
2. テーマの更新方法
テーマを自動更新にしておくと便利ですが、「更新後にレイアウトが崩れたらどうしよう…」と不安に感じる方も多いはず。
そんなときは、手動更新で自分のペースで管理するのが安心です。
子テーマを使っていても、親テーマの更新は必要
WordPressでは、テーマのカスタマイズを安全に行うために「子テーマ(Child Theme)」を使うことがあります。
これは、親テーマ(たとえばJIN:R)に直接手を加えずにデザインを変更できる便利な仕組みです。
ただし、ここでよくある勘違いがあります。

子テーマを使ってるから、親テーマは更新しなくていいよね?
これはNGです!
子テーマはあくまで親テーマの機能を“借りて動く”仕組みです。
つまり、親テーマが古いままだと、不具合やセキュリティの穴もそのままになってしまいます。
たとえるなら、親テーマは建物の「土台」、子テーマは「内装の模様替え」みたいなもの。
いくら内装をキレイにしても、土台が古くなっていたら危険ですよね。
テーマを更新にするには?
テーマの更新は、セキュリティや表示崩れの防止に欠かせない作業です。
ただし、自動更新だといつの間にか不具合が起きるリスクもあるため、自分で確認しながらアップデートできる「手動更新」がおすすめです。
ここでは、JIN:Rなどのテーマを使っている方に向けて、画像がなくても迷わずできる手動更新の手順をステップ形式でご紹介します!
左側のメニューから「外観」>「テーマ」を開きます。

親テーマにアップデートがあると、「新しいバージョンが利用可能です」という通知が表示されます。
※子テーマ(JIN:R Childなど)は更新対象ではないので、親テーマ側で作業を行います。

「今すぐ更新」をクリックする。

更新が完了したら、念のためトップページ・記事ページ・デザイン崩れがないかを確認しましょう。

手動更新の最大のメリットは「更新するタイミングを自分で決められること」。
そのぶん、何かあったときの復元手段=バックアップの準備がとても大切です。
3. プラグインの更新方法
WordPressで使うプラグインは、便利な機能を追加してくれる大切な存在。
ただし、更新する際はちょっとした注意が必要です。
特に、自動で更新される設定にしていると、ある日突然サイトが真っ白になる…なんてことも実際に起こり得ます。
手動更新をすすめる理由
一方で、自動更新にしていると
プラグインも、慎重にアップデートを見極めるのがベストです。
自動更新で管理画面が真っ白に…!
実はぼくも以前、プラグインを自動更新にしていたことで、WordPressの管理画面が開かなくなった経験があります。
いつも通りブログを見ようとしたら、真っ白な画面にエラーコードの山。
管理画面にもアクセスできない。

「え、何が起きたの?」と、正直パニックになりました。
原因を探ってみると、どうやら自動更新されたプラグインが他の機能とぶつかってしまい、不具合を起こしていたようです。

この経験をきっかけに、ぼくはすべてのプラグインを手動で更新するスタイルに変えました。
プラグインを更新にするには?
WordPressのプラグインは、サイトの機能やセキュリティを支える大切な要素です。
ただし、自動で更新されてしまうと、思わぬエラーや不具合が起きることも…。
そこで安心なのが、自分でタイミングを見てアップデートできる「手動更新」という方法。
この章では、プラグインを手動で更新する方法を、初心者にもわかりやすくステップ形式で解説していきます!
左側のメニューから「プラグイン」を開きます。

プラグインにアップデートがあると、「新バージョンの〇〇が利用できます」という通知が表示されます。

「更新」をクリックする。

更新が完了したら、念のためトップページ・記事ページ・デザイン崩れがないかを確認しましょう。

更新は怖くない。備えさえあれば、大丈夫です。
一歩ずつ慣れていけば、あなたのサイトはもっと安心で、もっと強くなります。
よくあるミスと対処法
- テーマ更新後にデザインが崩れた
-
【原因】
親テーマを直接編集していた、または子テーマが古いままだった可能性があります。【対処法】
- JIN:Rなどのテーマでは、必ず子テーマを使ってカスタマイズしましょう。
- 更新前にバックアップを取っていれば復元可能です。
- プラグイン更新後に目次や表示が消えた
-
【原因】
目次や装飾に関わるプラグイン(例:Rich Table of Contentsなど)の更新により、設定が初期化されたり、テーマとの連携が外れてしまうことがあります。【対処法】
- プラグインをいったん無効化 → 再度有効化で改善されることがあります
- それでも直らない場合は、設定画面から再設定してみましょう
まとめ|成果を振り返ろう!
これで今日のクエストもクリア!
そして――ブログ公開クエストはこれにて完結です!
- UpdraftPlusの復元方法を覚えて、トラブル時の“お守り”ができた
- テーマとプラグインを自分の手で更新できるようになり、安心して運営できる環境が整った
- 「自動更新」との付き合い方を学び、自分に合った保守スタイルを選べるようになった
ここまで積み上げてきた設定で、あなたのブログは“とりあえず作ったサイト”から
“安心して育てていけるサイト”へ進化しました。
もう「なにかあったら怖いから触れない」なんて思わなくて大丈夫。
あなたはもう、自分の手でブログを守れる力を持っています。

ここまで本当にお疲れさまでした!
このクエストが、あなたのブログ人生の“確かな土台”になりますように。